【上野動物園だより】6月に生まれたシャオシャオとレイレイも元気いっぱい! 大人気のジャイアントパンダの秘密を教えます!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2022.06.06

【上野動物園だより】6月に生まれたシャオシャオとレイレイも元気いっぱい! 大人気のジャイアントパンダの秘密を教えます!

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ジャイアントパンダ

学名: Ailuropoda melanoleuca
生息地:中国の一部(標高1,300~3,500m程度の高地)
分類:食肉目 クマ科

パンダのもりで見られる動物

シセンレッサーパンダ
学名:Ailurus fulgens refulgens

キンケイ
学名: Chrysolophus pictus

タケを食べるクマ

ジャイアントパンダは、中国の中でも標高の高い山岳地帯に生息する動物です。クマの仲間ですが、タケの多い高地の森に暮らすため、タケを主食にできるよう進化しました。丸く大きな顔の中には、あごやほほの筋肉が発達し、強い力でかたいタケをかみつぶして食べます。また、前足首に、コブのような骨のでっぱりがあり、5本の指とでっぱりでタケをしっかりはさむことができます。

基本は1人暮らし

上野動物園には現在、5頭のジャイアントパンダがいます。2011年に日本に来たリーリーとシンシン、そしてこの2頭から生まれたシャンシャンと、ふたごのシャオシャオ・レイレイです。

ジャイアントパンダは、オスもメスも群れにはならず、ふだんは1頭で生活します。そのため、動物園でもみな個室住まいですが、ふたごはまだ小さいので、母親のシンシンと同じ部屋で暮らしています。

6月生まれの上野っ子たち

シャンシャンは2017年6月12日生まれ、シャオシャオとレイレイは2021年6月23日生まれで、そろって6月に誕生日をむかえます。

中国を始め、世界各地の動物園が協力してジャイアントパンダを増やし、守るよう取り組んでいます。野生のジャイアントパンダの数は、近年少しずつ増えていますが、まだまだ少ないことは変わりません。上野生まれのパンダたちが元気に育ち、次の世代を残してくれることを期待して、これからも取り組みを続けていきます。

シャオシャオ(上)とレイレイ(下) (2022年3月22日撮影)

うえのニュース

クロキツネザルが生まれました!

2022年3月22日、アイアイ館の中にいるクロキツネザルにメスの子が生まれました。母親のお腹あたりから顔を出しているのが子どもです。姉と、全身黒い毛色の父親も同じ部屋にいます。アイアイ館の観覧時間は、9時30分から16時まで。安心して子育てできるよう、お静かにご覧ください。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

恩賜上野動物園
東京都台東区上野公園9−83
TEL.03-3828-5171
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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