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円山動物園の飼育員さんが、動物や動物園、自然について紹介します。
ニホンザル
サル目/オナガザル科
【生息地】日本(本州、 四国、九州)
円山動物園には オス23頭とメス24頭がいます。
日本だけに生息するサル
ニホンザルは、日本の本州、四国、九州に広く生息しています。東北地方や山間部にすむ個体は大型で、寒い地域では体の毛が長くふさふさと生えますが、暖かい地域では体毛は短く少ない傾向があります。冬は寒さをしのぐために数頭がくっつき合う「サル団子」をつくります。
顔やおしりには毛があまりなく、赤いです。オスは犬歯が発達しています。人間と同じように5本の指があり、指紋もあります。つめの形も人間と同じで平らです。
昼間に活動する昼行性ですが、雪が多く降る地域では吹雪の日は日中でも活動をしません。主に果実を食べ、植物の葉や昆虫など約200種類以上の物を食べるといわれています。
寒い地域のニホンザルは毛がふさふさ
みんなでくっついて「サル団子」
高齢のリーダー「中松」
これまでサル山のリーダーは「ボスザル」といわれてきましたが、最近は「第一位」と呼びます。円山動物園のサル山には、オスが23頭、メスが24頭います。第一位は「中松」というオスで、最年長の34才。高齢になり、ときどき他のサルにえさをうばわれることがあります。
特に秋の繁殖期にはけんかがよく起こります。サル同士の関係は、人間以上に複雑そうです。
えさは、キャベツやリンゴなどの野菜や果物。また、ウッドチップの中にムギをまき、自然に近い環境をつくると、サルたちはムギを探しながら食べます。サル山で暮らすニホンザルたちを、ぜひ観察しに来てくださいね。
リンゴを丸かじり!
まるやまニュース
「第16回アースデイin円山動物園」を開催!
アースデイとは、「地球のことを考えて行動する日」のこと。ポスターや環境のことを考えた製品を展示したり、売ったりするよ。この機会に、地球のためにできることを考えてみよう。家族みんなで来てね!
期 間:5/21(土)、22(日)
開催場所:科学館ホール、エゾシカ・ オオカミ舎 他
>>> こちらからアクセス
教えて! 飼育員さん
飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!
質問
モルモットになれてもらうにはどうしたらいいの?
答え
臆病で新しい場所や人をこわがるので、大きな音を出す、急にだっこをする、追いかけるなど、モルモットのいやがることはやめましょう。毎日世話をしていると、その人のにおいや声を覚えてくるので、近くにいてもリラックスするようになります。野菜や果物などのおやつをあげると、もっと仲良くなれると思います。動物園では、モルモットと仲良くなれるようふれあい教室を実施しているので、参加してみてくださいね。
札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。