目次 [非表示]
レッサーパンダ
学名:Ailurus fulgens
食肉目 レッサーパンダ科
生息地:中国の南西部、ネパール、インドのアッサム地方の 標高1500~4000mの森林地帯
木登りが得意で、足にはするどいかぎづめがあります。長いしっぽは木の上でバランスを取るのに役立ちます。
アライグマや イタチに近い仲間
レッサーパンダは、背中が明るい赤茶色でお腹が黒く、森林や竹やぶの中では保護色になります。足の裏には毛が生えていて、防寒とすべり止めの役割をします。
後ろ足のかかとを地面に付けて歩くので、どの個体も立ち上がることができます。主なえさはササの葉で、野生では鳥の卵などのタンパク源も食べます。前足には5本の指の他に、6本目の指と呼ばれる小さな出っ張りがあり、これを人間の親指のように使ってえさを器用につかむことができます。
パンダと名が付きますが、アライグマやイタチに近い仲間です。後で見つかったジャイアントパンダと区別するため、小さいという意味の「レッサー」が付いています。ネパール、シセンの2種類に分けられますが、日本にいるのはほとんどがシセンレッサーパンダです。
器用にリンゴをつかむレッサーパンダ
高知の暑さは苦手 夏は部屋で過ごす
のいち動物公園には、メスの「カイ」と「みたらし」、オスの「カイ」の3頭がいます。メスの「カイ」はおばあちゃんでねていることが多く、オスの「カイ」は食いしんぼう。
「みたらし」は一番若く木に登るのが速いです。レッサーパンダはすずしい場所にすむので、厳しい高知の暑さが苦手です。そのため、夏の間はクーラーのきいたすずしい部屋で過ごし、外の展示場にいるのは10月から次の年の5月ごろまでです。
おひるね中のメスの「カイ」
のいちニュース
ベネットアカクビワラビーの子どもの人工ほいく
母親のお腹にある育児のうと呼ばれるふくろで育つワラビーですが、残念ながら母親が死んでしまったワラビーは、人工ほいくに切りかえて飼育しています。スタッフが手分けをしてこまめにミルクを飲ませたり、安心できるように育児のうに見立てたふくろを手作りしたり、工夫しながら育てています。
写真提供:高知県立のいち動物公園
高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。