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グレビーシマウマ
学名:Equus grevyi
奇蹄目 ウマ科
生息地:アフリカ東部の乾燥した平原
写真左:生後2カ月ごろのミナトと母親ミンディー
写真右:父親のナナトは砂あびが好きで、よく地面をゴロゴロしています
しま模様が細く、くっきりしているよ
野生のウマの仲間で最大の種です。3種類いるシマウマの中では、しま模様が細く、お腹には模様が無いのが特徴です。
大きな耳、しっぽの形はロバに似ていて、ウマ科の中でもロバに近い仲間です。
鳴き声もウマとはちがい、「ブオォォォキーキー」といった鳴き方をします。また、「ワンワン」と犬のように鳴く種もいます。
せんいが豊富な牧草が主食
実は気性があらく 家畜化できないウマ
草食動物であるシマウマは、かたい草のせんいを消化できる、長い大腸と大きい盲腸を持っています。
肉食動物から身を守るため、目と耳が発達し、いつでもにげられるよう、常に周囲に注意しています。
反面とても気性があらく、野生の群れのオスは、なわばり内のメスに近づく他のオスをはげしくこうげきして追い出します。
ウマのように飼いならすことはむずかしいシマウマですが、動物園では健康管理のためのトレーニングを行い、体重測定や採血ができるようにしています。
動物園生まれの「ミナト」 元気に成長中!
野生のグレビーシマウマは現在2千頭ほどといわれ、国内の飼育数も20頭前後。
動物園では繁殖計画のため、2015年にオランダのサファリパークからメスの「ミンディー」をむかえました。オスの「ナナト」との間に生まれた「ミナト」は、今年の夏で2才になります。人間なら高校生くらいのお兄さんです。
体重計に乗って健康チェック
きょうとニュース
「世界カメの日」写真展開催
「世界カメの日」(5月23日)にちなんで、カメをテーマにした写真展を開催します。飼育担当者がさつえいした、とっておきの写真をごらんください。 カメのことをもっとよく知り、大好きになって、大切にしてくれる人がたくさん増えますように。
◆場 所 ひかり・みず・みどりの熱帯動物館
◆開催日 5月22日(日)〜6月5日(日)まで
写真提供:京都市動物園
京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
協力・監修/京都市動物園
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。