【試してみよう!】暑い季節になる前に!知っているとより快適に!エコでクールな夏を過ごすアイデア|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
静岡
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2022.05.02

【試してみよう!】暑い季節になる前に!知っているとより快適に!エコでクールな夏を過ごすアイデア

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だんだん汗ばむ季節になってきたね。 暑さが本格的になってくる前に、夏を快適に 過ごす方法をいろいろと紹介するよ。 道具や知識や強い体を今のうちから 準備して、今年の夏も元気に乗り切ろう!

今年は 暑さ厳しい夏に⁉

日本気象協会が発表した「暖候期予報」によると、今年の夏(6月から8月)の気温は、全国的に平年より高くなるという予想が出されたよ。

地球温暖化の影響により、もともと地球全体の気温が高くなっていることに加え、南から日本付近に、暖かい空気が流れこみやすくなる可能性があるからなんだ(図1)。厳しい暑さになりそうだね。

そんな夏をなんとか快適に過ごせるように、知っておいた方がいい対策があるよ。

引用元)気象庁「暖候期予報」解説資料
www.jma.go.jp/bosai/season/data/pdf/P6M/010000.pdf

暑さに負けない体づくりと工夫

1つは、「クールビズ」ですずしさを得る方法だよ。クールビズとは、冷房のたよりすぎに気を付け、工夫して夏を快適に過ごす暮らしのこと。例えばすずしく過ごせる衣服を選んだり、冷感グッズなどを使ったり、断熱シートやすだれで暑さを減らしたりして、省エネしながらすずしく過ごす方法があるよ。自分に合った対策を無理せず取り入れてね。

もう1つは、自分の体を夏に負けないようにきたえておくこと。暑い季節が来る前の5〜6月から、少しずつ汗をかく習慣を付けておくと、「暑熱順化」といって体が暑さに慣れてくるんだ。つまり、汗を出す器官「汗腺」がきたえられ、汗の量や成分を上手にコントロールして汗を出せるようになることで、体温調節がうまくできるようになるということだよ。

逆に汗をかかない生活のまま暑い日をむかえると、汗をかく機能がうまく働かず、その結果、体温調節ができずに体の中に熱がたまり体温が上がってしまうんだ。これでは暑く感じるどころか熱中症の原因にもなってしまうよ。ぜひ左のコラムを参考にして、夏に強い体づくりを始めておこう!

参考:一般財団法人日本気象協会 「熱中症ゼロへ」
www.netsuzero.jp/learning/le15

かしこくエアコンを使って、 エコ&クールなおうち時間を過ごそう

エアコンの使い方を見直すと、電気の節約にもなり、より効果的にすずしさを得られるよ。ぜひおうちのエアコン利用でも以下のような工夫をしてみよう。

せん風機やサーキュレーターで 冷気をじゅんかんさせる

冷たい風は下にたまりやすいので、せん風機やサーキュレーターを併用して空気をじゅんかんさせよう。せん風機やサーキュレーターはエアコンの風下に向かい合せにして置き、首を天井に向けて使うと風が部屋をぐるぐる回るようになるよ。

すだれやカーテンなどで、 窓の内外の熱をさえぎる

家の外側に緑のカーテンやすだれ、サンシェードを使って日かげをつくると、室内の熱がこもりにくくなるよ。屋内ではブラインドやカーテンで日差しをさえぎろう。家の外と中で熱をシャットアウトすることで、エアコンの負担を減らせるよ。

室外機の周りは、 風通しを良くして日よけを付ける

室外機やその周りが日差しで熱くなると、室内の空気の熱をうまく排出できず、部屋を冷やす働きが悪くなってしまうんだ。室外機の周りは風通しを良くし、日よけパネルを設置して、温度が上がらない工夫をしてみよう。節電効果が期待できるよ。

温度計を使って室温をこまめに チェックする

エアコンを28℃に設定していても、日差しや湿度の影響で室温がいつのまにか設定以上に高くなってしまうことがあるよ。反対に、必要以上に冷え過ぎてしまうことも。温度計を置いて室温をチェックし、こまめにエアコンの設定温度を調整しよう。

参考:環境省ホームページCOOL CHOICE「COOL BIZ」
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/

いろいろ試そう!簡単にできるクールビズ大作戦

私たちにもできるクールビズにはどんなことがあるかな? 調べてみたよ。

冷却パットで体を冷まそう

体温を下げるのに効果的な体の部位は、皮膚の下に動脈が通っている、首、こめかみ、手首、わきの下など。こうした所に冷却パットやぬれたタオルなどを当てると、より早くすずしさを感じられるよ。

冷感効果のある衣類やスプレーを活用しよう

ひんやり感のある素材の下着やシャツ、タオルなどを選んで使ってみることもおすすめ。マスクや服にふきかける冷感スプレーなどもあるので、いろいろ試して自分のお気に入りを見つけよう。

朝夕に打ち水ですずしさを感じよう

日本に昔からある打ち水の風習も見直されてきているよ。打ち水とは、道や庭に水をまき、その水が蒸発することで空気中の熱をうばい気温を下げるというもの。「しずおか打ち水大作戦 2019」では、参加者がいっせいに水をまいた10分後に、気温は約2℃、地面の温度は約15℃下がったよ。

体温を調整してくれる夏野菜を食べよう

夏が旬の野菜や果物の多くには、水分や尿を増やす作用(利尿作用)があるカリウムという成分が多くふくまれているよ。それにより体にこもった熱を外に出し、体温を下げる効果があるんだ。こうした食材で、旬の味を楽しみながら暑さ対策ができるね。

体の中からクールダウン! 夏の野菜&果物リスト

水分補給や体温調整を助けてくれる、夏の野菜と果物をまとめてみたよ。 今年の夏、あなたはいくつ食べるかな?

参考:環境省ホームページCOOL CHOICE「COOL BIZ」
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/


監修:静岡市環境創造課

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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