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アマミトゲネズミ
学名: Tokudaia osimensis
生息地:奄美大島
齧歯目 ネズミ科
みんなネズミ(齧歯目)の仲間
アカネズミ
マーラ
奄美大島だけに暮らすネズミ
アマミトゲネズミは世界で奄美大島だけに生息している野生のネズミです。国指定天然記念物及び国内希少野生動植物種に選定されています。生息環境の悪化や外来種(マングースやノネコ)による影響で、生息数が減少しました。
背中にある、あらく太い毛がトゲ状になっていることから、「トゲネズミ」という名前になりました。このトゲはささるほどかたいわけではなく、他の毛より少しかたい程度です。森林に生息し、ドングリや昆虫などを食べる夜行性の動物です。
奄美大島だけに生息するアマミトゲネズミ
アマミトゲネズミを調べる取り組み
金沢動物園では、20211年7月からアマミトゲネズミの飼育を開始しました。国内の動物園や研究者と協力して、まだくわしく分かってないアマミトゲネズミの生態を調べる取り組みをしています。飼育施設では、監視カメラを設置して夜行性のアマミトゲネズミの夜の様子を録画しています。録画した映像を見返すと、相性の良いオスとメスでは、おたがいに毛づくろいをする様子や繁殖行動などが確認できました。
アマミトゲネズミはできるだけ本来の生息環境に近い状態で飼育するため、一般公開はしていません。直接ご覧いただくことはできませんが、飼育を通して分かったことを生息地での保全に役立てていけたらと思います。
2頭で毛づくろいする様子(監視カメラの映像から)
かなざわニュース
ズーレンジャークイズラリー
「ズーレンジャークイズラリー」を開催中。金沢動物園では、絶滅危惧種の動物もたくさん暮らしています。そんな希少動物たちに関するパネルを読み進めるクイズラリーです。6月の環境月間に合わせ、今年は期間を延長して4月29日(金・祝)~6月30日(木)まで実施しています。
写真提供:金沢動物園
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http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/
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